フェースの技術マルチ浸透技術「MC2X」
大量の有用成分を
肌の奥へ届けることができる浸透技術。
MC2X(エムシーツーエックス)は
特殊製法によってつくられた大小2つのカプセルを用いた浸透技術。
2つのカプセルが2段階に分かれて肌にアプローチするため、より大量に有用成分を肌の奥へ届けることができます。
フェースデリバリーカプセル
- 水溶性有用成分を100%内包できる
- 60nmサイズの小カプセル
- 単層構造のため有用成分を内包できる容積が大きい
フェースGSカプセル
- フェースデリバリーカプセルを包み込むカプセル
- 10,000nmサイズの大カプセル
- 単層構造のため分子量やサイズが大きな有用成分を内包できる
肌の中に送り込みます。
「フェースデリバリーカプセル」
一般的にリポソームは、肌表面の脂質や油分に接すると壊れやすい性質を持っています。
ですが「MC2X」は、有用成分を内包する「フェースデリバリーカプセル」を「フェースGSカプセル」で二重に包んでいるため、まず「フェースGSカプセル」が肌表面で弾けて、その後から「フェースデリバリーカプセル」が肌に到達し高い浸透力を発揮、より大量に有用成分を肌の奥へ届けることができるのです。
浸透性試験で見るMC2X
MC2Xのフェースデリバリーカプセルに高分子蛍光物質を内包させてヒトの培養皮膚に塗布した際の顕微鏡写真。フェースデリバリーカプセルは明らかに内包物を皮膚の深部まで届けている。
ビタミンC誘導体の経皮吸収性をテープストリッピング法により評価する。
2-5層 | 6-10層 | 11-15層 | 浸透濃度 | 浸透率 | |
MC2X | 0.60 | 0.72 | 0.34 | 1.66 | 83.0% |
フェース デリバリー カプセル |
0.74 | 0.42 | 0.27 | 1.43 | 71.5% |
旧製法の リポソーム |
0.63 | 0.28 | 0.17 | 1.08 | 54.0% |
ビタミンC 誘導体 水溶液 |
0.23 | 0.17 | 0.08 | 0.48 | 24.0% |
ビタミンC誘導体を2%配合した各試料を17時間パッチし、その後テープストリッピング法により2ー5層、6ー10層、11ー15層の角層を採取し各層に浸透したビタミンC誘導体量を測定した。その結果、MC2Xが最も浸透していることが分かった。
三次元培養皮膚を用いてヒアルロン酸Naの浸透性を評価する。
20min | 40min | 60min | |
MC2X (HA低分子) | 2.67% | 3.77% | 4.89% |
HA低分子 | 1.27% | 1.49% | 2.43% |
HA高分子 | 1.74% | 1.75% | 2.09% |
肌バリア機能改善評価(経表皮水分蒸散量測定)
事前にSDS(ラウリル硫酸Na)で人工的に肌荒れを起こし(皮膚バリアを荒らし)、その後評価サンプルを朝晩1日2回、4週間塗布した。
測定は肌荒れ前、肌荒れ後、塗布2週目、塗布4週目に行った。
0週 (SDS前) | 0週 (SDS後) | 2週目 | 4週目 | |
MC2X | 100[%] | 226[%] | 69[%] | 65[%] |
旧製法の リポソーム | 100[%] | 235[%] | 96[%] | 90[%] |
コントロール (未塗布) | 100[%] | 241[%] | 144[%] | 106[%] |
MC2X、旧製法のリポソームにおいて塗布2週目で肌荒れを回復し、経皮水分蒸散量が肌荒れ前の状態以上に改善した。特にMC2Xの改善率が突出しており、SDSで肌を荒らす前より低くなった。
肌水分量測定
事前にSDS(ラウリル硫酸Na)で人工的に肌荒れを起こし(皮膚バリアを荒らし)、その後評価サンプルを朝晩1日2回、4週間塗布した。
測定は肌荒れ前、肌荒れ後、塗布2週目、塗布4週目に行った。
0週 (SDS前) | 0週 (SDS後) | 2週目 | 4週目 | |
MC2X | 100[%] | 52[%] | 141[%] | 144[%] |
旧製法の リポソーム | 100[%] | 50[%] | 92[%] | 100[%] |
コントロール (未塗布) | 100[%] | 54[%] | 58[%] | 73[%] |
MC2X、旧製法のリポソームにおいて塗布2週目で水分量が回復した。特にMC2Xの回復率が突出しており、SDSで肌を荒れさせる以前よりも水分量が高くなった。